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MAGIS

ヴェネト州、北イタリア。何世紀にもわたり育まれたクラフツマンシップと創造性が息づくこの地で、1976年、エウジェニオ・ペラッツァは、真の自由を追求する場所としてマジスを創立しました。革新技術とデザインの力で既成概念を超え、独自の美しさを追い求める家具とインテリア小物を世界に発信し続けています。マジスという名前には、「もっと」を意味するラテン語の言葉が込められており、常に新たなストーリーを求め、期待を超えるデザインを創造し続ける姿勢を象徴しています。
マジスは、メーカーでありながら自社工場を持たず、イタリア・ヴェネト州の優れた生産力と技術力を最大限に活用し、世界的なデザイナーたちと共に、時代の変化を捉えた最先端のものづくりを展開しています。変わらないのは、すべてのプロジェクトがマジスから生まれるということ。デザインとは単なる形ではなく、考え方そのものだという信念のもと、マジスはデザイナーを牽引し、”もっと”というこだわりを込めて、世界に向けて独自のデザインを発信し続けています。

01

Cyborg

人工物と自然物の組み合わせから名付けられた Cyborg シリーズ。

職人の手による伝統的な籐細工が体を包み込むClub と、なめらかな触り心地に削り出されたアッシュ無垢材を使った Stick は、どちらも空間に華やぎと上質な心地よさをプラスします。

硬質な輝きを放つポリカーボネイトの座・脚とは対照的に、自然物そして手仕事ならではの柔らかくあたたかみのある質感が、このチェアの存在感を印象づけています。

専用のシートクッションは、洗練されたデザインを邪魔することなく、より良い座り心地に。

Designer
Marcel Wanders

1963年、オランダ生まれ。アムステルダムにあるマルセル・ワンダース・スタジオは、プロダクト・デザインとインテリア・デザインの分野で傑出した存在であり、世界中で1,900を超える象徴的な体験の印象的なポートフォリオを誇っている。アレッシィ、バカラ、ルイ・ヴィトンなどの一流ブランドとの提携は、業界における彼らの影響力と創造性を裏付けている。

マルセル・ワンダースとガブリエレ・キアヴェの先見的なリーダーシップに導かれ、スタジオはデザインとコミュニケーションのエキスパートで構成されている。彼らの使命は、愛と情熱、そして並外れた夢の実現を育む空間と製品を作り上げることへの献身を反映したものであり、デザイン界において彼らを際立たせるエートスとなっている。革新的なアプローチと独特の美学で知られるマルセル・ワンダース・スタジオは、新しいプロジェクトを手がけるたびに、コンテンポラリーデザインの展望を形作り続けている。

02

Steelwood Chair

パリを拠点に活動する兄弟ユニット、ロナン&エルワン ブルレックによってデザインされた SteelwoodChair は、その名の通りスティールと木という伝統的とも言える2つの素材で構成されたチェアです。

長い年月を経て繊細に変化する風合いと、それにより得ることのできる深い愛着を目指して開発されました。インダストリアルな印象を与えつつもシンプルなフォルムにより、パブリックスペースからホーム空間まで、あらゆる場所で快適に使用することのできる1脚です。

03

Officina Chair

古くからヨーロッパで家の門などに使われてきた鍛造技術。ハンマーで叩いて鉄を成形するフレームを特徴とする Officina は大胆なハンマー痕の質感と繊細なデザインのアンバランスさが織りなす洗練された手仕事の美しさを感じさせます。

同コレクションにテーブルやハイスツールもあり、それぞれ屋外使用可能な仕様があります。

04

Baguette

重量感のある天板を、箸のような形をした4 本の華奢な脚が支える、不思議な浮遊感をもつテーブル。

ロナン&エルワン・ブルレックは、最小限の部材で強度と耐久性を実現するために、アルミダイキャストでつくられた脚部のデザインに力を注ぎました。

軽やかなイメージは部屋の中でも重たさを感じさせず、オフィスや住宅など、どんなインテリアにおいても空間を広々と開放的に見せてくれます。

Designer
Ronan & Erwan Bouroullec

ロナン(1971年生まれ)とエルワン・ブルレック(1976年生まれ)は、パリ国立高等装飾美術学校とセルジー・ポントワーズ国立高等美術学校をそれぞれ卒業。1997年 サロン・デュ・ムーブレでキュイジーヌ・デザンテグレを発表した際にジュリオ・カッペリーニに見出され、初の工業デザイン プロジェクトを依頼された。

彼らは2004年以降Magisとタッグを組み、「Striped(ストライプト テーブル)」「Steelwood(スティールウッド)」という2つのファニチャー コレクションをデザイン、「Pila(ピラ チェア)」、「Pilo(ピロ テーブル)」、「Central(セントラル テーブル)」、「Tambour(タンブール サイドテーブル)」といったプロジェクト後、2014年「Officina Collection(オフィチーナ コレクション)」を発表した。

運営するギャラリー・クレオでは2001年から2012年にかけて4つの個展を開催。ロナンとエルワン・ブルレック兄弟は、現在マジスをはじめクヴァドラ、カルテル、ヴィトラ、エスタブリッシュド&サンズ、リーン・ロゼ、アクサー、アレッシィ、イッセイ・ミヤケ、カッペリーニ、マティアッツィ、フロス、ムティナ、ヘイ、グラス・イタリア、イッタラといった多くのメーカーへデザインを提供する他、建築プロジェクトも手がける。

2011年にはマジスでデザインした「Steelwood Chair(スティールウッド チェア)」がコンパッソ・ドーロを受賞するなど、多くの賞を受賞している。

05

Chair_One

コンスタンティン・グルチッチ 代表作のひとつとも言える Chair_One 。

極限まで軽量化されたアルミダイキャスト製のシートは、三角形を立体的にモジュールに落とし込むことで生まれた必然的なデザイン。

大胆に空けた空間により幾何学模様が強調され、その個性的なデザインが空間を引き締める効果をもたらします。

Designer
Konstantin Grcic
06

Tom & Jerry

コンスタンティン・グルチッチがワークスタイルに革新を吹き込む新たな仕掛けは、キュートな2対のスツール。例のネコとネズミのコミカルな物語を連想する、愛嬌たっぷりの佇まいです。

座面はネジのように回転させることで、16cmもの高さ調節が可能。この樹脂は非常に滑らかに仕上げられていて、スムーズに上下昇降させることができ、作業用スツールとして、ダイニングスツールとして、子ども部屋のチェアとして…と用途は無限大です。

Designer
Konstantin Grcic
07

360° Container

各トレーが支柱を中心に360 回転することにより開閉するキャスター付きの収納コンテナです。

トレーの素材には汚れにくいABS 樹脂を採用し、10 段・5 段と、使い道や収納量に合わせて選べるバリエーションは、ワークスペースだけでなく、子供部屋やリビングでも活躍します。

Designer
Konstantin Grcic

コンスタンチン・グルチッチ(※1965)は、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでデザインを学ぶ前に、ジョン・メイクピース・スクール・フォー・クラフツマン・イン・ウッドで家具職人としての訓練を受けた。現在、コンスタンチン・グルチッチ・デザインはベルリンを拠点に、工業デザインプロジェクト、展覧会デザイン、建築やファッションにおけるコラボレーションなど、さまざまな分野で活躍している。

Magisのほか、Artek、Authentics、Cassina、ClassiCon、Flos、Flötotto、Kettal、Laufen、Mattiazzi、無印良品、Mutina、Nespresso、Plank、Serafino Zani、Vitraなどが彼のプロデューサーである。ファッションとライフスタイルの分野では、アウディ、ヒューゴ・ボス、イッセイ・ミヤケ、ルイ・ヴィトン、プラダ、ラドー、スマート/ダイムラーなどが彼のクライアントである。

多くの製品が国際的なデザイン賞を受賞。2001年にMaydayランプ(Flos)、2011年にMytoチェア(Plank)、2016年にOKランプ(Flos)でコンパッソ・ドーロを受賞。2011年には、マジスの「The Wild Bunch」シリーズのトムとジェリーでドイツデザイン賞金賞を受賞。

グルチッチは機能を人間的な用語で定義し、形式的な厳密さと相当な精神的鋭敏さとユーモアを兼ね備えている。彼の作品の特徴は、アート、デザイン、建築の歴史に対する入念なリサーチと、テクノロジーと素材に対する情熱にある。

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Pina

ハイメ・アジョンが描く豊かな表現力と、素材の持つ可能性を最大限に発揮するため、マジスではワイヤーを編むロボットの開発から着手。実用性の高いチェアに昇華させました。

キルティングのように立体的に溶接されたスティールワイヤーから生まれる丸みを帯びたシェルはパイナップルを連想させ、Piña という名前の由来にもなっています。

Designer
Jaime Hayón

マドリッドとパリで工業デザインを学んだ後、1997年にはベネトンによって資金を供給されたデザインおよびコミュニケーションアカデミーである、ファブリカに参加し、高名なクリエイティブディレクターであり活動家のオリビエーロ・トスカーニと共に仕事をする。そこで学生の立場ながら、デザイン責任者に抜擢される。

MAGISにはそのころから顔を出しており、マジスCEOのユージニオ・ペラッツァは彼の才能を見抜き、新しいプロジェクトを立ち上げるにあたって彼に仕事を依頼した。

09

Pipe Stool

イギリスのデザイナー、ジャスパー・モリソンによるデザイン。

柔らかな曲線を描くアルミチューブのフレームは、強度を兼ね備えながら大変軽く、移動もしやすいハイスツール

ゆったりとしたサイズの三次曲面のプライウッドの座面が体にフィットし、ハイスツールながらも安定感があります。プライウッド表面は特殊な加工が施され、水に強くメンテナンス性にも優れるため、カフェなどの飲食スペースにも最適です。

Designer
Jasper Morrison
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Air-Armchair

誰しもが頭に思い描く「イス」の形を、当時ある意味でもっとも工業的なエアモールディング成型によって作り上げたポリプロピレン一体成型製品。ジャスパー・モリソンが提唱する“スーパーノーマル”を正に具現化させた製品として、世界中から賞賛を得ました。

エアモールディング成型によるシンプルでムダのない軽快なフォルムは、スタッキングができ、屋外でも使用可能。スタンダードなデザインにより、ホテルなどのフォーマルなシーンからレジャー施設などのカジュアルなシーンまで幅広くマッチします。

一体成型のためお手入れがしやすいので、公共施設などにもおすすめです。

Designer
Jasper Morrison

1979-82年キングストン・ポリテクニック・デザイン・スクール(ロンドン)、1982-85年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)大学院修了。1984年、奨学金を得てベルリンのHdKに留学。1986年、ロンドンにデザイン事務所を設立。

現在、ジャスパー・モリソン社は、ロンドンのメインオフィス、パリ(2002年オープン)と東京(2007年オープン)2つのブランチの計3つのデザインオフィスから構成されている

ジャスパー・モリソンが提供するサービスは、家具から食器、キッチン用品、照明、電子機器、家電製品、公共スペースのデザイン、最近では時計や靴など多岐にわたる。2005年、深澤直人とスーパーノーマルを設立。2006年6月、東京で初のスーパーノーマル展を開催。2009年、ロンドンにジャスパー・モリソン・リミテッドショップをオープン。

ジャスパー・モリソンの顧客は世界中におり、いずれも各分野のリーダーたちである。

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Four Leaves

バーバー&オズガビーによる、4枚の葉が開いたような形のコートスタンド。そのままでもオブジェのように美しく、パブリックスペースやオフィス、応接室などに最適。

空間をさりげない存在感でエレガントに彩ります。置くスペースに合わせて、傘立ての有無が選べます。

アルミニウム単一素材で作られている Four Leaves は、耐久性が高いだけでなく、100% リサイクルすることが可能です。

Designer
Edward Barber & Jay Osgerby

Edward BarberとJay Osgerbyのユニット。

二人はRCA王立芸術学院を卒業し、1996年にBarber Osgerbyを設立。

以来、家具・パッケージデザインを行い、Jerwood Applied Arts賞を受賞。

数々の作品がミュージアムコレクションに選定されている。

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Puppy

60年代から北欧のデザインの革新者として活躍しているエーロ・アールニオによる作品。

子どもの目から見た子犬をイメージしたフォルムで、丸みを帯びた頭・体・足は、親しみやすく、遊び心にあふれ、カラフルなオブジェに命を吹き込んでいます。

新しいテクスチャーの Puppy は、顔・脚先・しっぽにグラデーションを施した 3 色と、イリディッセントカラー(玉虫色)3 色の 2 バージョン。どちらもヴェルヴェット調の仕上です。軽くて丈夫なポリエチレンの本体に施された、思わず触れたくなるやわらかい手触りは、子どもの遊びや日常に無限の可能性を与えてくれるでしょう。

Designer
Eero Aarnio

1932年フィンランド・ヘルシンキ生まれ。

1957年インステテュート オブ インダスを卒業。

作品が、ニューヨーク近代美術館や、パリ・ポンピドーセンターなど、海外のミュージアムのパーマネントコレクションに選定されている。

現在も最も有名なフィンランドのデザイナー。